この度、未完美術館にてアトリエ・ブルートの展覧会を開催させていただきます。今回ご紹介するのは、小早川桐子（こはやかわきりこ）と原晟（はらあきら）です。

小早川は美しい抽象画を中心に、その実力を知られてきました。名古屋市北区のギャラリーにて４月22日まで個展を開催、絵日記という日々描き続けている具象的な絵画群で、新たな魅力を見せてくれています。原晟はキャラクターのようにデフォルメされた絵画を多く描いており、その塗り方は力強さを感じさせます。彼が独自に生み出したグンちゃんというキャラクターが、絵画の中に時々現れるのも特徴としています。両者は全く違う画風ながら、様々な色を使い画面を構成していくという点では共通ともいえます。それぞれの鮮やかな色合いを、春の訪れと共にお楽しみください。

アトリエ・ブルートは、障がいのある人たちのアート活動を主軸とした生活介護事業所です。絵画、さをり織り、ビーズ制作、廃材プロダクト、木工などの制作活動を中心に行っています。アートを通じて一人ひとりが人生を楽しみ、役割を見出し、そして羽ばたいていけるような場所を目指しています。

4月27日（日）最終日には、ニシヤマナガヤ全体でクロージングイベントを開催予定。クラフトビールやお菓子の出店、パフォーマンスや当日しか見られない作品の展示など。詳細はSNS等をご確認ください。